2016年02月25日

細野晴臣 - NAGA

アンビエント期の細野晴臣さんはまずこの作品から。 アンビエント期は『MEDICINE COMPILATION』のほうが好んで聴いているが、こちらから。

「Angkor Vat」という曲について。 アンコール・ワットといてば、カンボジアの世界遺産。 しかし使われている楽器はインドネシアのガムラン。 カンボジアにガムランと似た民族楽器があるのかいな、と検索してみたが、それらしきものは、ない。

したがって、二胡を使った曲に「Fujiyama」と大雑把に名付けたような、という結論になった。ガムラン音階を日本のポップスに取り入れた偉大な細野晴臣さんではあるが、これはちょっとあんまりだ。

とはいうののの、非常に聴きやすく、まったりとしたい時には最適な1枚。 欧米のアーティストのアンビエント系というのは、どーも、まったりにも肉食獣の香りがしてしまいくつろげない。 細野晴臣さんのアンビエントはお醤油たっぷしのバター醤油を熱々ご飯にのっけて、という歓びを感じることができる。 本作はとりわけそれを感じられる。

(竹)

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2016年02月19日

細野晴臣 - S-F-X

細野晴臣さんのYMO解散翌年に出たアルバム。 いかにも電子音楽、という曲群から次に来るアンビエント期の前触れとなる『地球の夜にむけての夜想曲』と、これもまた「Philharmony」と同じくバラエティに富んだ細野ワールドを楽しませてくれる。

楽しませてくれるんだが、初聴で「うぉっ」となるも、繰り返し聴きこんで、ということにはならず。

なんでそうなるのか…? バラエティに富ませつつも、YMOで最後はやらされていたであろう、「電子音楽」の範疇からははみ出していない点が大きいと思う。 スパっとその路線は捨てるという選択ではないのは、やはり、コマーシャルを意識してのことではないだろうか。

アルバムジャケットが1stアルバムの「HOSONO HOUSE」と同アングルのポートレートを80年台のハイテク風にしました、というところも、昔からのファンを取りに行きました感が強い。

ボランティアを強要しているわけではない。しかし、せっかくYMOの呪縛から逃れられた時期。もうちょっとはっちゃけたこの時代の細野晴臣さんというのも知りたかったです。

(竹)


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2016年02月17日

細野晴臣&イエロー・マジック・バンド - はらいそ

はらいそ(PARAISO)は、1978年にアルファレコードから発売された細野晴臣&イエロー・マジック・バンドのソロアルバム、または同アルバムに収録されている曲。タイトルは、ポルトガル語でパラダイス paradise にあたるパライソ paraíso が訛った、キリシタン用語で天国のことである。
ウィキペディア 「はらいそ」より

と、いうことで、細野晴臣さん3回目は『はらいそ』。アルバムジャケット左下にちっこく写ってる写真は、相変わらず口ひげに三白目の怪しげな風貌。タイトルのごとくおチャクラ全開決めてそうな雰囲気(あくまで雰囲気)の、YMO以前の細野晴臣さんを楽しめるアルバム。YMO以前と言いつつも、YMOの雰囲気も出始めていて、この時期の細野晴臣さんの作品のなかでは一番好きだ。

『トロピカル・ダンディー』、『泰安洋行』に次ぐ、トロピカル三部作の最後を飾るアルバムである。
ウィキペディア 「はらいそ」より

「トロピカル」が具体的にどのような国や地域を指向していったものかは、ググっても明確な定義付けがない。 音楽雑誌をあたっても、当然のごとく「トロピカル三部作」と記述があるだけで、金をもらって書いているものがこれでいいのかと問い詰めたくなる。

ざっくりとした認識を文章にしてしまうと、「脱亜入欧」ならぬ「入亜脱欧」ということだろう。 欧米の音楽を日本語の歌詞に載せるという試みに成功→初のソロアルバムでそれを踏襲→さらに突き詰めていき、沖縄を含むアジアをも盛り込んだ音作りへと移行、ということ。

Amazonのレビューに「バリっぽい」という大雑把に感じたレビューがある。正体はインドネシアのガムラン音階。「シャンバラ通信」で使われている。オリジナルのガムランというのは、癒されるとも、単調で退屈とも。 本作では機械的なパーカッション音(多分)とうまく組み合わさっていて、ガムランの良さを美味しいカレーに美味しいご飯の組み合わせのように引き立てている。

とりとめがないようで筋が通っているとらえることの難しさが細野晴臣さんの味だからして、文章もとりとめがなくなってしまうが、この次はモアベターなもんを書きます。

(松)

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