2015年01月31日

矢野顕子 - ひとつだけ/the very best of akiko yano

矢野顕子さんの、1974年から1995年の、選りすぐりの曲たちを収録。

タイトルの"very best"の通り、いい曲がいっぱい詰まってる。 能年玲奈と誰かがテレビで歌マネした『ひとつだけ』。「やっぱり猫が好き」主題歌の「David」。糸井重里さん作詞「自転車でおいで」。サークル仲間の女の子と母親がいい曲ね、と言っていた「いいこ いいこ」。コマーシャルのために作った「春咲小紅」もしっかりと押さえて、と。

「電話線」。
細い声をのせた電話線は
夢中で空を かけてゆくの
やまぶき色の気流にのって
すみれ色の湖をこえて
あなたの耳へ
「ネット社会を予言したすごい曲だ」的なことを坂本龍一さんが言っていて、共感。 1970年代、電話といえば黒電話か公衆電話ぐらいしかなかった時代。こんなに有線と無線のつながりの夢と希望を作品にしてしまっているのは、タダゴトではない。

昔、ラジオ番組で聞いた話。 若かりし頃の矢野顕子さんが、スタジオで歌い出した所、あらあら、熱でもあるんじゃないかと、スタッフが駆け寄って来た、というようなことを本人が話していた。

矢野顕子さんを、いわゆるJ-POPのジャンルに入れてしまうことは論外。矢野顕子さんは矢野顕子さんという、独自のジャンルを確立させた、稀有なアーティストの一人。――強力な人がバックにいたらしいが。

ちなみにAmazon的には、ピアノ伴奏が弱いのがご不満らしいが、それは違う。 ピアノづいた矢野顕子さんを聴きたければ、『はじめてのやのあきこ』や『ピヤノアキコ』などを聴けば良いのであって、そうではない、初期〜中期の矢野顕子さんを楽しむのに最適なのが、この一枚。

(松)



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posted by ワタオン | 日本・女性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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