2015年02月13日

坂本龍一 - 1996

携帯用MP3プレーヤーなんてない時代に海外旅行に行くことになり、ディスクマン(CDプレーヤー版ウォークマン)と何枚かのCDを持って行きましょうかということで、迷わず持っていく1枚になった作品。

ディスクマンは何台潰したかなあ。 扱いが雑で、本体を操作するために、イヤホンのコードを引っ張ってたぐりよせようとして、ゴンゴン落としたりしていた。 そういう扱いもなんだが、光学式読み取りドライブを持ち歩くというのは、やはりムリがある。 半導体メモリーで、数百曲を持ち歩けてしまうというのは、つくづく良い時代になった。

すいません、話を元にもどします。ピアノ、チェロ、そしてバイオリンで演奏している、坂本龍一さんのセルフカバー集。 (「1919」以外。)

坂本龍一さんの十八番である「Merry Christmas Mr. Lawrence」は当然押さえて。 オリジナルが『音楽図鑑』の「M.A.Y. in The Backyard」も、ひそやかに盛り上がっていく感が良く出ている。元演奏よりも演奏がシンプルな分、こっちのほうが曲を純粋に楽しめるかもしれない。 『未来派野郎』収録の「Parolibre」も、ピアノで淡々と始まり、途中からバイオリンが入り、やはり淡々と盛り上がる感が良い。

オビに「まさにベストアルバム」とある。まさに海外旅行で異文化に触れ、浮足立った心を沈めるのに正解であり、まさに買って正解のアルバムであった。

と、いいつつ、このアルバムあたりから、迷わず坂本龍一さんの新作を買う、ということをしなくなって来たのも事実。 「ああ、もう新境地を拓いていって、ワクワクさせてくれることはないな」ということを意識せずとも感じていたのかもしれない。坂本龍一さんファンの私にとって、ターニングポイントになった1作。

(竹)





※Amazonのページの試聴一覧は、1曲目と11曲目が文字化けしてしまっている。それぞれ「ゴリラがバナナをくれる日」、「青猫のトルソ」。


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posted by ワタオン | 日本・男性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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