2015年03月29日

坂本龍一 - 音楽図鑑 -2015 Edition- [Disk 2]

坂本龍一 - 音楽図鑑 -2015 Edition- [Disk 1]からの続き。)

Disk 2は、12曲中7曲が未発表曲。 既発表曲の別バージョンばかりでお茶を濁されるかなあ、という予感は良い意味で裏切られた。

音楽図鑑ならぬ、音楽工作室、ペン入れをする前の下書きのマンガのような趣き。

「SELF PORTRAIT - 04A FEATURING MINAKO YOSHIDA」。既収録曲の別バージョンだが、シンプルなメロディーに乗る、綺麗なボーカルが心地よい。

「M16 UNTITLED」。 いまどき家電量販店で売っているキーボードで再現できそうな、単調なドラム音の繰り返しなのだが、ここにまた別のこれも多分ドラムの音が乗る。 坂本龍一さんがこっからどういうふうに、肉付きをして、作品にしていくのか、興味津々。

「M33 UNTITLED」。 ウワワワーという感じで、シンセサイザーの音が広がっていく、坂本龍一ワールドの真骨頂がラストに来る。

ファンの欲目で「音楽工作室」などと表現してみたが、いかにも80年代のシンセサイザー、とう音色の曲が大半。まあ、初代収録曲のような、さんざん作りこまれた曲ががズラリと登場、というわけにはいかず、これに期待したのは、さすがにノーテンキ過ぎであった。ボツにならならければ、こっから初代音楽図鑑のような様々な生音が足し算されていく途上の曲なのだろう。

しかしながら、一聴しただけでは、こいつの良さはわからない。 何度も聴いていくと、シンプルな演奏のなかにも、脂の乗り切った、当時の坂本龍一さんの才気走る勢いというのを、じわじわと感じて来ることができる。

(松)





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posted by ワタオン | 日本・男性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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