2016年02月28日

細野晴臣 - Heavenly Music

ロックのリズムに日本語を乗せ、YMOで日本人の西欧コンプレックスを逆手に取り大ブレイクし、アンビエントに凝った細野晴臣さんの最新作。 2013年発売。

この時期の細野晴臣さんのことは、勝手にやすらぎの脱亜入欧期と呼んでいる。 常にオルタナティブな存在たろうとしていた感じの脂がすっかり抜ける。 生声にシンプルな生音、そして本作ではなんのてらいもなく英語の歌詞を歌いあげて行く。

細野晴臣さんの渋い低声というのは、どちらかというと、ちょっとシニカルに作品に色を添える存在だった。 (端的にいうと、『Service』(Yellow magic Orchestra)での、空気を読まず気功をしだす人。) 脱亜入欧期の細野晴臣さんのこれでもかという歌声を聴いていると、「なんだスパイスじゃなくて主食として行けるではないか」と再発見できる。

アンビエント期を経て、なんでまたこんな境地に辿り着いたのですかねぇ、ということは、ちょっとお勉強してみてわかったら、書きます。

(竹)






posted by ワタオン | 日本・男性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年02月25日

細野晴臣 - NAGA

アンビエント期の細野晴臣さんはまずこの作品から。 アンビエント期は『MEDICINE COMPILATION』のほうが好んで聴いているが、こちらから。

「Angkor Vat」という曲について。 アンコール・ワットといてば、カンボジアの世界遺産。 しかし使われている楽器はインドネシアのガムラン。 カンボジアにガムランと似た民族楽器があるのかいな、と検索してみたが、それらしきものは、ない。

したがって、二胡を使った曲に「Fujiyama」と大雑把に名付けたような、という結論になった。ガムラン音階を日本のポップスに取り入れた偉大な細野晴臣さんではあるが、これはちょっとあんまりだ。

とはいうののの、非常に聴きやすく、まったりとしたい時には最適な1枚。 欧米のアーティストのアンビエント系というのは、どーも、まったりにも肉食獣の香りがしてしまいくつろげない。 細野晴臣さんのアンビエントはお醤油たっぷしのバター醤油を熱々ご飯にのっけて、という歓びを感じることができる。 本作はとりわけそれを感じられる。

(竹)

細野晴臣の関連記事



posted by ワタオン | 日本・男性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2016年02月19日

細野晴臣 - S-F-X

細野晴臣さんのYMO解散翌年に出たアルバム。 いかにも電子音楽、という曲群から次に来るアンビエント期の前触れとなる『地球の夜にむけての夜想曲』と、これもまた「Philharmony」と同じくバラエティに富んだ細野ワールドを楽しませてくれる。

楽しませてくれるんだが、初聴で「うぉっ」となるも、繰り返し聴きこんで、ということにはならず。

なんでそうなるのか…? バラエティに富ませつつも、YMOで最後はやらされていたであろう、「電子音楽」の範疇からははみ出していない点が大きいと思う。 スパっとその路線は捨てるという選択ではないのは、やはり、コマーシャルを意識してのことではないだろうか。

アルバムジャケットが1stアルバムの「HOSONO HOUSE」と同アングルのポートレートを80年台のハイテク風にしました、というところも、昔からのファンを取りに行きました感が強い。

ボランティアを強要しているわけではない。しかし、せっかくYMOの呪縛から逃れられた時期。もうちょっとはっちゃけたこの時代の細野晴臣さんというのも知りたかったです。

(竹)


細野晴臣の関連記事


posted by ワタオン | 日本・男性 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

▲ページの先頭へ