2016年02月14日

村治佳織 - La Estella

細野晴臣さんの箱を開けてしまったのだが、開けて自分の過去記事を見て、「村治佳織さんの技はともかくハートはどうなのかいずれ」ということを書いて3ヶ月放置していたことに気がつく。 とうことで、泥縄で村治佳織さんの続き。

前回紹介した『Re-Cycle』は2012年の、本作『La Estella』は2004年のベストアルバム。 より初期の村治佳織さんに触れてみたが、やはり、あくまでド真面目にという以上の印象は持ち得なかった。 『Re-Cycle』における「コユンババ」のような、技一辺倒なら技一辺倒でぶっちぎっている感もなし。

旨いと評判のカレー屋に行ったことがある。 まあ確かにこだわった何かがあり、家カレーとかは家カレーとしてたまにはまた食べに来ようかな、と思った。が、問題は食べた後。

脱サラしたらしい店主がつかつかと寄ってくる。

店主:辛かったですか?
わたくし:いやまあ、まずまず。
店主:そのカレーはまだ大人しい方です。カレーは□▲※♯◯×%……。

「□▲※♯◯×%」の部分は、5分くらいで忘れた。だが、そのカレー屋には二度と立ち寄ることはなかった。

旨いという自負があるんなら、カレーそのものはドーンと出して、あとは快適に食べられる雰囲気とかに気を配ればいいんですよ。 そういうしゃちほこばった面、村治佳織さんにもあると思う。 確かにギターは上手いが、「こんな技できます、あんな技どうでしょう」ということばかりが、聴けば聴くほど、「□▲※♯◯×%」的に伝わってきてしまうのですよ。

(梅)

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2015年11月01日

村治佳織 - Re-Cycle

綺麗な人ですねぇ。 綺麗な上にギターまでお上手とか、まー世の中不公平だわな。その整った容姿から、さぞかし優等生的ご演奏で聴かせてくれるのだろうなぁと邪推していたら、本当にそのとおりであった。

「オルゴールの世界」っていう、脱法BGMアルバムあるでしょう? まー、それのギター版という感じで古今東西の名曲をカバーしていく。 坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」と武満徹さんが同居していたりして、挑戦的なんだか、節操ないんだかわかんない状態。だが、あくまで演奏はド真面目に。

アルバム・ジャケットのルックス再優先っぷりからして、中身の方はこんなもの、と思っていたところ、そうでもないのが最後の方にでてくる。それは、「コユンババ」。ググると演奏するのめちゃくちゃ難しいらしい。 こいつをギター弾いた人がない人が聴いてもはっきりわかるほど、これでもかっというテクニックで聴かせてくれる。

村治佳織さんに技あり、は確認。 ハートはというとどうなんでしょうかね。 またいつか、気が向いたら続く。

(竹)


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2015年07月23日

矢野顕子 - GRANOLA

辛いもん好きとしては、当然外せませんよねということで、蒙古タンメン中本へ行ったことがある。

熱烈な信者が語る「辛さの中の旨味」みたいなもんは、確かにある。 しかしまあ、野菜の旨味抽出するのなんか、シロウトでも簡単でしょと。 その上に、辛いだけのドロドロ(麻婆豆腐と主張)のってるだけでしょと。 何より、なにこれスーパーの野菜売り場の棚の底に散らばってるやつもらってきたのか? というレベルで細々とした野菜に失望。

セブンイレブンで、こいつのカップ麺版を見つけた時も、大した期待はしていなかった。 担々麺も続いたし、ちょっくら試してみるかというモチベーション。

だがしかし、こいつがなかなかのもので、リピートするに至る。 まあちょっと、店で1,000円近く払うもんとしては落第もいいところなのだが、カップ麺のジャンク感と、プライベートブランドにしては冒険したなあという塩梅の辛さ具合が、いいようにマッチしている。

天下のセブン&アイだが、守りに入らず、受け付けないヒトには受け付けないであろう、きっちり辛いもんを出してくるあたり、「やるじゃない」と。

表題のアルバム、「風をあつめて」が一番のお気に入り。これ、原曲ははぴいえんどだとは知らずに、長年聴いていた。 で、原曲も聴いていい、と。 どんなところがいいかというと、とにかくいいものはいい。

収録曲

わたしたち (作詞・作曲:矢野顕子)

風をあつめて (作詞:松本隆 作曲:細野晴臣)
はっぴいえんどの曲のカバー。原曲は『風街ろまん』収録。
DVD『LIVE ピヤノアキコ。』に、ピアノ弾き語りによるライブ演奏が収録。

やがて一人 (作詞:藤富保男 作曲:矢野顕子)
前作の「一分間」に次ぐ、藤富の詩を用いた作品。ジャズ色の強い「一分間」に対し、本曲はロック色が強い。

Un Jour (作詞:佐野元春 作曲:矢野顕子)

無風状態 (作詞・作曲:細野晴臣)
はっぴいえんどの曲のカバー。原曲は『HAPPY END』収録。

花のように (作詞・作曲:矢野顕子)
杉浦幸に楽曲提供され、グリコ協同乳業のコマーシャルソングとして用いられた曲の、セルフカバー。
ライブアルバム『出前コンサート』に、ライブ演奏が収録。

ふりむけばカエル (作詞:糸井重里 作曲:矢野顕子)
1987年4月NHK「みんなのうた」にて放映。
ライブアルバム『出前コンサート』に、ライブ演奏が収録。

Levee Break (作詞:矢野顕子 作曲:矢野顕子、窪田晴男)

Röslen auf der Heiden (作詞:近藤朔風 作曲:Heinrich Werner)
ピアノ弾き語りによる、ジャズ色の強い編曲による演奏。

自転車でおいで (作詞:糸井重里 作曲:矢野顕子)
佐野元春がデュエットで参加。
のちに、槇原敬之と共にセルフカバーをしている。(『はじめてのやのあきこ』収録)

おおきいあい (作詞:矢野顕子 作曲:窪田晴男、矢野顕子)
のちに、レイ・ハラカミと共にセルフカバーを行っている。(『yanokami』収録。yanokami名義)
ウィキペディア 「GRANOLA」より。

もうもう、カバーやらセルフカバーのオンパレード。 なんだが、当代きっての歌うコピー機、May J.さんのように、「お前の持ち歌は何なんだ」というツッコミは、矢野顕子さんにはないなあ。 多彩なジャンルの曲を、きっちり自分の世界にしてしまうところが、矢野顕子さんのすごさ。

前作『峠のわが家』が、食べたことはないが満漢全席なら、こっちはお手軽に食べられるが、仕事はしていて満足感を得られるラーメン。 比較的に気楽に作った感はあるのだが、それでも矢野顕子さんワールドは、のびのびと感じ取れるあたり、矢野顕子さん、「やるじゃない」と。

(竹)


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