2015年06月18日

松田聖子 - Best of Best 13

収録曲は以下のとおり。

1. あなたに逢いたくて ~Missing You~
2. 赤いスイートピー
3. 大切なあなた
4. 夏の扉
5. 瞳はダイアモンド
6. SWEET MEMORIES
7. 天使のウィンク
8. 20th Party
9. チェリーブラッサム
10. 輝いた季節へ旅立とう
11. 天国のキッス
12. 時間の国のアリス
13. 青い珊瑚礁
14. あなたに逢いたくて 2004 (Bonus track)

世代を問わず、知っている曲の1曲ぐらいはあるだろう。 "Best of Best"とそっけないが的を得たタイトルに、圧倒的な自信を感じる。

久しぶりに高音質で聞いた感想。 とても丁寧に作られた、ポテトチップスの各フレーバーで、楽しめます。

以前、「下衆の極み乙女。」を、所詮はポテトチップス、と断じたことを覚えている人は、1人もいないだろう。 だがこの点につき講釈を垂れる。

松田聖子さん、というか彼女に曲を提供した人たちというのは、のり塩味とか、コンソメ味みたいな定番中の定番のポテトチップスを創りだした人たちだろう。 うすしお味から変化をつけるとしたら、ここらへんまでがキワモノにならない、飽きずにまた買いたくなるラインを上手についていると思う。 英語の歌詞で変化をつけた、『SWEET MEMORIES』はカラムーチョ。

「下衆の極み乙女。」なり、SEKAI NO OWARIなんかはもう、いろんなバリエーションが出尽くしてしまい、こんぐらい奇をてらわないと買ってくれないよね、とヤケになっている節がある。

どっかのご当地ラーメンを模した、生姜醤油味の期間限定、壮絶にまずかった。 セカオワとか、精神疾患は何味になるのか想像がつかん。大体、期間限定味で、定番化した商品ってないでしょ? 彼らも、多分、音楽業界の使い捨てアイテム。

(竹)


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2015年06月17日

宇多田ヒカル - First Love

宇多田ヒカルさんのアルバムはこれまで2作を紹介しているのだが、彼女の曲は全部iTunesに入っていて、全部ウォークマンに入れて持ち歩いていた時期が長かった。 だが、その2作以外はほとんどを消してしまった。

なんでそうなったかという理由の一つに、彼女の曲は、まあアルバムごとにがらっと作風を変えてくるというわけではないのですな。 じゃあまあ、バサッと切って、おんぼろウォークマン領域を確保しようと。

かといって、そこらのありきたりなJ-POP「アーティスト」と違って、同工異曲のオンパレードでもない。 ここらへんの、マーケティングに媚びず、離れずの距離感というのは、すごい、絶妙。

それでまあ気まぐれで、久々にデビュー作となる本作を改めて聴いてみた。 自説に「1アーティストの才能発揮限界は2作まで」というのがあって、ファーストアルバムとなると、かなりの気合をビシバシと感じるものだが、本作にはそれがない。 気負いというのもなくて、才能の一部をさらっと使ってみましたという一品となっている。

レビューはこの1センテンスでおしまい。

過去に紹介し、ウォークマンにいまでも常駐なのは、3作目の「DEEP RIVER」と5作目の「HEART STATION」。ウィキペディア見てたら、奇しくも、それぞれ、紀里谷和明さんと結婚したころと、離婚したころの作品だった。 境遇の変化が露骨に作風に反映されて、やみくもに明るくなったり、暗くなったりするわけではない。しかし、心に訴えるものは大きいからウォークマンに残っている。宇多田ヒカルさんが自分の感性を自分のコトバとスキルで表現しきれてしまう象徴なのではないかなぁと。

紀里谷和明さん、「5時に夢中!」に出ていた。アメリカに留学しました、旅行に行くのはヨーロッパとかなんとか。 進駐軍の占領時代知ってる世代ならまだしも、まだ40代でしょ? ましてや「フランスに行きたし」じゃあるまいし。 最先端を行ってるイメージを醸し出しているが、その世界観は古色蒼然とした人なんだなあ、と思いました。蛇足。

(竹)

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2015年06月14日

矢野顕子 - 音楽堂

「犬の帰宅」が心に響く一作。 「テテテ、テーン」というピアノの出だしから、
娘から噂を聞いた
世の中は魔物だらけ
息子たちは話もしない
家の中は静かすぎる
こんな感じの矢野顕子さんワールドが広がっていく。

ピアノ三部作の続編ですな。 幼少の頃から使い古した、テープで補修されたボロボロのピアノ教則本を、ご本人のつぶやきで見たことがある。 確かな技工のピアノ+ユニークな歌唱の世界の組み合わせは、私のなかではもう定番となっている。

ただですねえ……。 寝入りばなに気楽に聴いて、リラックス、という用途にはいまいちしっかり来ないのですなあ。 ピアノの品質にこだわるあまり、求道的になって来てやしないか。 ちょっと、だらだら聴きを楽しむのを許さない、正座して聴くことを強要されてしまうというところはある。

矢野顕子さんのピアノの世界をよりピュアに楽しむには、ピアノ三部作から気に入った何曲かをつまみ食いから始めるのがよろしいかと。

ところで、犬といえばソフトバンクグループだ。孫正義さんが、後継者にグーグルのお偉いさんだったニケシュ・アローラさんを選んだことが、密かにニュースになっている。

ソフトバンクといえば携帯電話のイメージが強いが、孫正義さんの通信業への進出は、2004年にボーダフォン傘下だった日本テレコムを買収することからはじまる。 2005年にケーブル・アンド・ワイヤレスIDCという国際通信会社も買収。そして2006年にボーダフォンを買収。 まあなんというか、地道なインフラ整備というのは一切やらずに、できあいのモン買って来ただけなんですよね。

そして今度は、インド人を後継者にという、例のサプライズアピール。 iPhone発売で、純増1位とかさかんに宣伝してたけど、いまじゃ3キャリアの中で最下位に落ちている。 日本人もそうそう、ビックリ商法に騙されはせず、このニュースの扱いが少ないのもむべなるかな。

通信会社の命であるインフラもできあい流用するばかりか、企業の命という人材も外部登用。 自社内の叩き上げをコツコツ育てる気もないのかもしれない。

まー、こんな調子なんで、私は間違ってもライフラインをソフトバンクに預ける気はしない。 孫正義さん、通信業の旨味が落ちてきたら、ポイって、アメリカあたりの投資会社に売っぱらっちゃうんじゃないですか。

(梅)

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