2016年04月13日

宇多田ヒカル - ULTRA BLUE

宇多田ヒカルさんはめっきり聴かなくなりました。 一時期は容量4Gしかないウォークマンに全曲詰め込んでリピートしていたんですけどね。

自分のコトバで自分の世界を伝えてくれる稀代のアーティストであることは論をまたないだろう。 だが、コマーシャルを意識した臭というのも濃厚であり、その匂いが鼻をついてくることも確か。 本作は「タイトルがBLUEなのに、ジャケットの衣装は赤とはいかに?」とかなんとか提灯持ちジャーナリストが語っていたと記憶。

かなり売らんがな精神が透けてしまっている本作だが、『DEEP REVER』と『HERT STATAION』は違う。 無論売ることは必要だが、なんというか、ありふれた言い方なのだがソウルを感じる作品。 それぞれ、結婚、離婚直後の作品。

再婚、出産を経た宇多田ヒカルさんがどういう世界を切り拓いてくれるかというのを非常に楽しみしている。 シングル配信で入手するか、アルバム出るの待つか考え中。

(竹)


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2016年04月11日

Miles Davis - Kind of Blue

ジャズに親しもうとして挫折したという経験が2回ほどある。 だがジャズを楽しめないのは人生の何分の一かを損しているのではないかという思いが常にあり、3度目の挑戦中。 ド定番らしいこのアルバムで。

うーん……。 やっぱり、すんなりその世界にのめり込めないんスよね。

そうなる理由は二つあって、一つ目はちょっとそのネットにおけるウンチク情報の多さ。ウィキペディアなりレビューなりを開くともう、楽器がどうした、リマスタリング効果がどうだっていう、そんなのが溢れかえっているでしょう。

方や、マイルス・デイビスさんはというと、ジャズはこうだと言っている。
「ジャズを聴くのに理屈をこねちゃあいけない。オレも『楽しい』演奏をしているだけさ。そして、聴いている人も『楽しい』のなら最高さ。」
『驚こう学ぼう楽しもう』(木村太郎、講談社インターナショナル刊)

ジャズ好きを自認する日本人というのは、なんだかご飯をフォークの背中に載せているような無理を「楽しんでいる」ような気がする。

もう一つは、伸びゆくトランペットとか精緻なドラムの音とか、確かにすごいとは思う。思うのだが、もっぱらそれ一辺倒で飽きてしまうというのがある。 いくら旨いステーキでもこんな量食えるかよ、ということ。 花鳥風月を愛でる日本人にはちょっと壮大過ぎ、南蛮渡来ということでありがたがっているという面はないだろうか。

とは言いつつ、相当に熱く語るという人がいるということは、見知らぬ相当な何かがあるのだろう。 お薬を飲む感覚で、半ば強制的に流してみたりを繰り返している。

(竹)


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2016年04月06日

山下達郎 - MELODIES

きっと君は来ない 一人っきりのクリスマスイブ
の歌の人のアルバム。 アルバムジャケット画像の雰囲気から、勝手にベストアルバムと勘違いしていたが、違った。

冒頭の歌詞の「クリスマス・イブ」(JR東海コマーシャル曲)を始めとして、どっかで聴いたことがあるよねという歌が多いのも勘違いの原因の一つだろう。 カーステレオのコマーシャルかなんかで海を眺めながら涙するおっさんのバックに流れていたのも山下達郎さんだった。

そんなコテコテの「流行歌」だろと軽く見ていたのだが、なぜか気が付くと再生していることがある。 流行歌ではあるが流行歌なりにこだわりぬくもんね、という気概のようなものが伝わってくる。

MP3に圧縮してもなお、異様に心地よい伴奏の音質というのもちらほらリピートの要因となっている。 「黙想」のピアノ伴奏の、しっかりしたピアノの伴奏感なんかが特にいい。 それでいてメインの歌詞は決して邪魔しない技。

ちなみに、1980年台のアルバムらしく、特定の伴奏を片チャンネルに大きく偏らせたりしている。 分離が良いとかいうんじゃなくて、当時の流行り手段だったということ。ここからリマスタリングの効果云々に話を進めるのは違うだろう。

(梅)


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